2024年12月からマニプール州、ナガランド州、ミゾラム州に入るにはPAP(Protected Area Permit)の取得が必須になりました。これは日本語に訳すと「保護区域許可証」という意味です。マニプール州インパールは日本とも馴染みのあるエリアなので「旅行に行きたい!」でも「PAPの取り方が分からない!」という方は多いと思います。
この記事ではマニプール州インパールにPAPをとって旅行に行く方法をご紹介します。
ネット上ではさまざまな情報があって、何が本当かわかりません。個人でオンラインでPAPを申請している人の話を聞きましたが、数週間経ってもいまだになんの音沙汰もないようです。なので確実な情報が入り次第随時更新していきます。
おすすめの現地旅行代理店やツアー情報、インパールへの行き方なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
インパールでPAPが必要になったのはなぜ?
マニプールはもともと保護区域で、外国人が入るのには許可証(PAP)が必要でした。でも2010年から許可証の免除が認可されて、許可証なしで外国人が滞在できていました。でも2024年12月にその認可がなくなり、以前の状態に戻った、というのが正しい理解です。
外国人の流入による危険をなくすためである、と説明されていました。
インパールのPAPをとる3つの方法
2024年12月に法律が変わってから、現地のイミグレーションの関係者に話を聞いたり、FRROに連絡して聞いたり、各方面から情報を集めました。その結果得た情報によるとマニプール州に入るためのPAPの取り方は3つあります。
・オンラインで申し込む
・インパール空港についてから申し込む
・旅行代理店を通してツアーを申し込む(おすすめ)
この3つです。
オンラインでPAPを申し込む
e-FRROというサイトで、インパールにつく前にPAPを申請できます。申請時期は、ある情報によれば「インパールに到着する8週間前までに」、ある情報筋によれば「到着の2週間前に」と情報が混乱しています。
また、このオンライン申請はインドに着いた後にしかできない、ということでなかなか難易度が高いなと感じました。
インドに来る方は、インパールだけじゃなくて他のインドのエリアも旅するという方も多いと思うので、インパールは旅行の最後の方で訪問するのがいいかもしれません。
e-FRROを見てみる
インパール空港についてからPAPを申し込む
空港についてから、必要な書類に記入します。でもすぐにPAPが発行されるわけではありません。そこで誓約書のようなものを書く必要があるようです。PAPの申請フォームを手に入れたのでここに載せておきます。
PAP申請書にプラスして、最後のページの誓約書を書く必要があります。そこには「もし許可が却下されたら48時間以内にマニプールを出ます。」という文言が書かれています。
なので、いつでもマニプールを離れる心の準備が必要みたいです。
旅行代理店を通してツアーを申し込む
今の時点で、最も簡単で確実性の高い方法だと感じているのは「旅行代理店でパッケージツアーを予約する」方法です。
インパールに行く前に、行くところや泊まるところを決めて、その情報を元に旅行代理店があなたに変わってPAPの申請を行います。なので、旅行の予定を代理店のスタッフと若干話し合う必要はありますが、要望を言えば、代理店が勝手にスケジュールを決めて、料金を教えてくれるのでそれで行くかどうかを決めるだけです。
面倒なPAPの申請や、却下されたらどうしようという不安は必要ありません。
でもこの方法の一番の心配は、信頼できる代理店をインドでどうやって探すか?だと思います。
そこで、実際にImphal Mania編集部が現地で利用してみた旅行代理店を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
おすすめの現地旅行代理店:7SistersHolidaysとは?
インパールで信頼できそうなしっかりした旅行代理店を探して見つけました。インパールとグワーハーティに事務所を構えている、比較的大きめの旅行会社です。現地人向けには日本や韓国のパッケージツアーも提供しています。
「7シスターズ」とは、インドの北東部の7つの州(インド北東部に位置するアルナーチャル・プラデシュ州、アッサム州、マニプル州、メガーラヤ州、ミゾラーム州、ナガランド州、トリプラ州)の総称です。
「7シスターズホリデイズ」の事務所に実際に訪問してみましたが、スタッフが十人ほどいて、リーダーの気質も良さそうで安心できる雰囲気はありました。
実際に1日のインパールツアーをお願いしてみました。朝は宿舎まで車で迎えに来てくれて、午後5時くらいにまた宿舎まで送り届けてくれました。実際の体験談はこちらの記事で紹介しています。
インパール・3泊4日のパッケージツアーの中身
この「7シスターズホリデイズ」に問い合わせたら、PAP付きのインパールパッケージツアーの内容を教えてくれたのでコピペでシェアします。
・Tour Schedule
Day 1 : Arrival Imphal . If time permits Govindajee Temple . Overnight in Imphal.
Day 2 : Visit Red Hill , Imphal Peace Musuem,INA Museum ,Loktak Lake and Keibul Lamjao National Park . Overnight in Imphal.
Day 3 : Visit Kangla Fort , RKCS Art Gallery , Manipur State Musuem , Polo Statue , Ima Market .Overnight in Imphal .
Day 4 : Depart Imphal・Package Cost : Rs 15,000/- + GST 5% per person subject to min of 2 person
・Inclusions :
Accommodation in twin sharing
Complimentary breakfast
Transportation by Sedan
Parking
Entry Fees・Exclusions:
Lunch and Dinner
Boating charges in Loktak
・スケジュール
1日目:現地到着、時間があればゴビンダジー寺院へ。インパールで一泊
2日目:レッド ヒル、インパール平和博物館、INA 博物館、ロクタク湖、ケイブル ラムジャオ国立公園を訪問。インパールで一泊
3日目:カングラ フォート、RKCS アート ギャラリー、マニプール州立博物館、ポロ像、イマ マーケットを訪問。インパールで一泊。
4日目:インパール出発
(1日に結構な数のスポットを回る計画になっていますが、一つの場所でどれくらいの時間を過ごすかで行ける場所の数が変わってくると思います。そこは代理店と相談してください。)
・料金
15000ルピー+5%税金/一人当たり(ツアーの申し込みは二人以上で)
・料金に含まれるもの
宿舎 ツインの部屋
朝食
セダンでの送迎
駐車場代
PAP代
・料金に含まれないもの
昼食と夕食
ロクタク湖のボート
インパールまでの航空券
ツアーの申し込みはこちらから
インパール・パッケージツアーの申し込み方法
・旅行代理店の公式サイトに行く。
・問い合わせフォームでこちら要望を伝えて詳細を確認。
・旅行の日程や料金を確定。支払い方法などもその時に確認。What's upというアプリを使うと連絡がスムーズにできます。
・当日インパールへ飛行機で向かう。
ツアーの申し込みはこちらから
日本からインパールへの航空券の買い方おすすめ
日本とインパールを毎年2往復しているImphal Mania編集部がいつもやっている、日本からインパールに行く時の航空券のおすすめの買い方を紹介します。
とてもシンプルですが、
・航空券はスカイスキャナーとTrip.comを比較。
・トランジットホテルが必要なら、Agodaをチェック。
これだけです。
航空券はスカイスキャナーとTrip.comを比較。
スカイスキャナーにもTrip.comの結果が表示されるのに、なんで?と思うかもしれません。実際私も「なんで?」と思ったんですが、Trip.comで実際に見るとスカイスキャナーで出る値段よりも安いことが何度もありました。なので両方チェックするようにしています。
航空券を【Trip.com】で予約トランジットホテルが必要なら、Agodaをチェック。
国内・海外ホテル格安予約のアゴダ【agoda】知らないと危険!トランジットホテル予約の注意点
インドでトランジットホテルの予約をするときに注意する点を紹介します。それは、Agodaのホテルページで外国人の口コミがあるかをチェックすることです。
インドでは、Agodaに出ているホテルでも外国人が泊まれないところがあります。そこを予約してホテルについても、外国人は泊まれません、と断られることが平気で起きます。
夜中に飛行機がついた後、やっと休めると思ったところで宿泊を拒否された時はもう最悪です。なので外国人の口コミを必ずチェックしてからホテルの予約をしてください。
国内・海外ホテル格安予約のアゴダ【agoda】 航空券を【Trip.com】で予約PAPを取得してインパールへ旅行するのに役立つ情報まとめ
インパールのPAPを取得する3つの方法や、おすすめの旅行代理店などを紹介してきました。ここに情報をまとめておきます。